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宮崎県の水道水の硬度

宮崎県の硬度の中央値
33.6 mg/L
全国は 43 mg/L(1,210市区町村)
硬い順に並べると
37 位
中央値が出せる46都道府県のうち
いちばん硬い街
66.2 mg/L
いちばん軟らかい街
10.8 mg/L

宮崎の水道水は、全国ではやや軟らかいほうに入ります。硬度は2023年度の水道統計にある浄水場の値を市区町村ごとにまとめたもので、宮崎県の値は硬度がわかる19市区町村の中央値です。同じ県内でも給水区域や季節で変わります。硬度は水のおいしさや安全性の順位ではありません。

宮崎県内でも、水道の水源は街によって対照的です。都城市の市街地は昭和30年ごろまで、井戸を掘ればどこでも豊富な地下水が出たため、飲み水への関心はきわめて低かったといいます(一部に鉄分の多い井戸しか出ない地域はありました)。市は深層地下水を使う方針を決め、1955年7月に菖蒲原浄水場の敷地で最初の井戸を掘り始めています。海沿いの宮崎市は逆でした。1926年に水源を地下水に求めて2か所を調査したものの、どちらも塩分を含み飲用に向かず、結局は大淀川の伏流水を取り入れる計画に変えて1932年に給水を始めています。いまも都城市の水道は深井戸から、宮崎市は大淀川の表流水からと、その違いが続いています。

市区町村ごとの硬さは、下の一覧に並べてあります。

出典: 都城市上下水道局「「水道のあゆみ」を紹介します」、宮崎市上下水道局「上下水道事業概要」

2025年2月、航空自衛隊新田原基地内の専用水道の井戸2か所で、PFOS・PFOAが国の暫定目標値を超えているとの連絡が県に入りました(採水時点で210 ng/Lと560 ng/L)。県と新富町・西都市が周辺の井戸や河川を調べたところ、指針値を超えた地点は一ツ瀬川と三財川に挟まれた南北約2.5 kmの範囲に収まっていました。この範囲では、井戸水を飲んでいた人に飲用をやめて水道水を使うよう案内しています。周辺の事業場や不法投棄など原因になりそうなものは見当たらず、原因の特定には至っていません。周辺調査そのものは終え、いまはこの範囲の水源や周辺の井戸を対象に定期的な地下水調査が続いています。なお新富町の水道水は井戸ではなく一ツ瀬川の水を使っています。

井戸の水で測られた値は、下の「☔ 空と地下の水」に。

出典: 宮崎県衛生管理課「新田原基地の井戸におけるPFASの暫定目標値超過に対する県の対応について」、宮崎県「PFAS存在状況緊急調査事業 地下水指針値超過事案に係る周辺調査結果について(第4報)」、新富町「水質検査結果について」

宮崎県の市区町村を硬い順に

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#街主な水源硬度mg/L料金円PFOS+PFOAng/L下水道%
1小林市湧水66.21,408—25.9
2国富町浅井戸水48.21,549——
3高千穂町湧水452,024—33.6
4串間市浅井戸水44.81,777—23.9
5宮崎市表流水(自流)44.21,287—92
6都城市深井戸水42.91,023—44.6
7高鍋町伏流水41.11,771—37.4
8えびの市表流水(自流)37.11,760——
9川南町深井戸水34.72,178—22.9
10日南市浅井戸水33.62,068—42.4
11高原町湧水32.31,353——
12延岡市浅井戸水32.21,107—77.7
13三股町深井戸水30.81,375—51.9
14日向市表流水(自流)301,320—59.9
14同綾町伏流水301,140——
16西都市浅井戸水28.41,617—51
17門川町深井戸水261,430——
18新富町表流水(自流)171,606——
19都農町伏流水10.82,090——
ここから下は、硬度の公表値が見つからなかった市区町村です
—西米良村———38.5
—木城町———72.3
—諸塚村———14.9
—椎葉村————
—美郷町————
—日之影町————
—五ヶ瀬町————

料金は家庭用・口径13mmで月10m³(令和5年度)、PFOS+PFOAは2023年度の浄水場ごとの年間最高値、下水道は令和6年度末の普及率です。空欄はこの年度の数値が未収録で、0とは異なります。広域事業体の集計を複数の街に掲載している場合があります。詳細な対象は街のページで確認できます。全国の硬度ランキング →

☔ 空と地下の水

市区町村ごとの最寄り観測所の平年値を平均すると、年に 2,781 mm の雨が降ります。雨が多い街のランキング →

環境省の令和5年度調査では、宮崎県の 20市区町村 で井戸などの地下水の PFOS/PFOA が測られ、指針値 50 ng/L を超えた地点がある街は 2(西都市、新富町)でした。

🚰 2023年度の浄水場データでは、宮崎県の水道水のPFOS+PFOAは、このサイトの2023年度データに数値がありません。未検査とは限りません。全国の検査結果を見る →

地下水の汚染事例(環境省 令和6年度末時点、都道府県が把握している「環境基準を超えたことがある井戸のまとまり」の数):

揮発性有機化合物21うち今も超過 5 / 改善 6クリーニングや金属加工で使われた溶剤(テトラクロロエチレンなど)
重金属等4うち今も超過 4 / 改善 0砒素・ふっ素・ほう素など。多くは地質由来
硝酸・亜硝酸性窒素15うち今も超過 10 / 改善 2肥料や家畜のふん尿、生活排水が地下にしみ込んだもの
複合汚染1うち今も超過 0 / 改善 0複数の物質にまたがる事例

事例は「汚染原因を同じくする井戸のまとまり」で数えられ、調査井戸数とは一致しません。地下水の測定結果だけでは、水道水への影響は判断できません。水道水は、水源や浄水処理を経たあとの検査結果を別に確認する必要があります。国の報告書は市区町村ごとの表を出していないため、どの井戸がどこかは県の公表資料で確認できます: 令和6年度「大気及び水質の測定結果」等について | みやざきの環境(井戸別)。

🏗️ 地震への備え(宮崎県全体、令和6年度末)

基幹管路の耐震適合率
30 %
全国 45%・前年 30%
浄水施設の耐震化率
24 %
全国 47%
配水池の耐震化率
49 %
全国 66%

国土交通省「水道事業における耐震化の状況」。事業体ごとの値は公表されていないため県全体の集計です。宮崎県の水道事業体(20)の料金や老朽化率は事業体の一覧で。