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長崎県の水道水の硬度
長崎の水道水は、全国のまん中あたりです。硬度は2023年度の水道統計にある浄水場の値を市区町村ごとにまとめたもので、長崎県の値は硬度がわかる17市区町村の中央値です。同じ県内でも給水区域や季節で変わります。硬度は水のおいしさや安全性の順位ではありません。
長崎県には大きな川がなく、多くの街が山あいの谷にいくつもの小さなダムをつくって雨水をためるやり方で水をやりくりしています。長崎市では昭和39年(1964年)から42年(1967年)頃にかけて深刻な渇水が続き、当時「長崎サバク」と呼ばれるほどで、いちばん厳しかった浦上水系では2日で3時間しか水が出ませんでした。同じ地形の悩みを持つ佐世保市も、昭和50年(1975年)から平成28年(2016年)までの41年間に21回、およそ2年に1度のペースで給水制限の危機に直面しています。令和8年(2026年)も8月下旬から節水が呼びかけられ、9月に入って南部水系で減圧給水が始まり、9月18日時点で水がめの下の原ダムの貯水率は59.7%でした。佐世保市は、冬の少雨の時期を越えるには12月はじめまでに貯水率を60%程度へ戻すことが望ましいとしています。
出典: 長崎市上下水道局「長崎水道の歴史」、佐世保市水道局「現在の渇水状況と今後の見通しについて」(2026年9月18日)
長崎県の市区町村を硬い順に
| # | 街 | 主な水源 | 硬度mg/L | 料金円 | PFOS+PFOAng/L | 下水道% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 長与町 | 深井戸水 | 93.6 | 1,430 | — | 99.4 |
| 2 | 壱岐市 | 深井戸水 | 88.5 | 1,840 | — | 13.6 |
| 3 | 時津町 | 表流水(自流) | 79.8 | 1,870 | 34 | 97 |
| 4 | 島原市 | 深井戸水 | 74.4 | 1,595 | — | — |
| 5 | 佐々町 | 表流水(自流) | 67 | 1,430 | — | 92.8 |
| 6 | 諫早市 | 深井戸水 | 57.4 | 1,390 | 13 | 68.8 |
| 7 | 東彼杵町 | 深井戸水 | 53.8 | 1,950 | — | 48.5 |
| 8 | 南島原市 | 深井戸水 | 51.4 | 1,300 | — | 13 |
| 9 | 平戸市 | ダム直接 | 43 | 2,380 | — | — |
| 10 | 大村市 | 深井戸水 | 39.1 | 1,716 | 28 | 91.3 |
| 11 | 西海市 | 表流水(自流) | 37.9 | 1,996 | — | — |
| 12 | 松浦市 | 伏流水 | 37.4 | 1,149 | — | 25.1 |
| 13 | 佐世保市 | ダム直接 | 36.3 | 1,632 | — | 61.5 |
| 14 | 川棚町 | 表流水(自流) | 33.9 | 1,540 | — | 72 |
| 15 | 長崎市 | ダム直接 | 33.2 | 1,655 | — | 94.6 |
| 16 | 対馬市 | 表流水(自流) | 32.3 | 1,760 | — | — |
| 17 | 波佐見町 | 表流水(自流) | 30.9 | 1,870 | — | 50.7 |
| ここから下は、硬度の公表値が見つからなかった市区町村です | ||||||
| — | 五島市 | 表流水(自流) | — | 1,815 | — | — |
| — | 雲仙市 | 深井戸水 | — | 1,610 | — | — |
| — | 小値賀町 | — | — | — | 57.2 | |
| — | 新上五島町 | ダム放流 | — | 2,860 | 5 | — |
料金は家庭用・口径13mmで月10m³(令和5年度)、PFOS+PFOAは2023年度の浄水場ごとの年間最高値、下水道は令和6年度末の普及率です。空欄はこの年度の数値が未収録で、0とは異なります。広域事業体の集計を複数の街に掲載している場合があります。詳細な対象は街のページで確認できます。全国の硬度ランキング →
☔ 空と地下の水
市区町村ごとの最寄り観測所の平年値?を平均すると、年に 2,152 mm の雨が降ります。雨が多い街のランキング →
🚰 2023年度の浄水場データでは、長崎県の水道水は4市区町村でPFOS+PFOA?の数値が公表されており、最大は時津町の 34 ng/Lでした(地下水ではなく水道水の値です)。全国の市区町村を数値で比べる →
地下水の汚染事例(環境省 令和6年度末時点、都道府県が把握している「環境基準を超えたことがある井戸のまとまり」の数):
事例は「汚染原因を同じくする井戸のまとまり」で数えられ、調査井戸数とは一致しません。地下水の測定結果だけでは、水道水への影響は判断できません。水道水は、水源や浄水処理を経たあとの検査結果を別に確認する必要があります。国の報告書は市区町村ごとの表を出していないため、どの井戸がどこかは県の公表資料で確認できます: 令和5年度 公共用水域及び地下水の水質測定結果。
🏗️ 地震への備え(長崎県全体、令和6年度末)
国土交通省「水道事業における耐震化の状況」。事業体ごとの値は公表されていないため県全体の集計です。長崎県の水道事業体(20)の料金や老朽化率は事業体の一覧で。