トップ › 東京都

東京都の水道水の硬度

東京都の硬度の中央値
64.6 mg/L
全国は 43 mg/L(1,210市区町村)
硬い順に並べると
3 位
中央値が出せる46都道府県のうち
いちばん硬い街
82.7 mg/L
いちばん軟らかい街
36.3 mg/L

東京の水道水は、全国では硬いほうに入ります。硬度は2023年度の水道統計にある浄水場の値を市区町村ごとにまとめたもので、東京都の値は硬度がわかる55市区町村の中央値です。同じ県内でも給水区域や季節で変わります。硬度は水のおいしさや安全性の順位ではありません。

東京都水道局が管理する水道水源林は、東京都だけの土地ではありません。1901年(明治34年)から多摩川の上流の森林を水源保護のために買い集めてきて、いまも奥多摩町だけでなく山梨県の小菅村・丹波山村・甲州市にまで広がり、面積はおよそ2万5千ヘクタールにのぼります。ところがこの多摩川水系がまかなうのは、東京都の水道水のうち約17%だけです。残る約8割は利根川・荒川水系から来ていて、これは東京都の外にある山に降った雨や雪が水源で、東京都内に降った雨ではありません。もとは多摩川水系だけに頼っていましたが、昭和30年代以降に人口が増えて水需要が急増したため、利根川水系の開発が進み、いまの組み合わせになりました。100年以上前から他県の山を守り続けているのは、東京にとって数少ない自前の水源を絶やさないためです。

市区町村ごとの硬さは、下の一覧に並べてあります。

出典: 東京都水道局「水道水源林」

東京都の市区町村を硬い順に

並べ替え
#街主な水源硬度mg/L料金円PFOS+PFOAng/L下水道%
1武蔵野市深井戸水82.71,04714—
2大島町浅井戸水761,974——
3昭島市深井戸水66.7528—100
4千代田区ダム放流64.61,06714—
4同中央区ダム放流64.61,06714—
4同港区ダム放流64.61,06714—
4同新宿区ダム放流64.61,06714—
4同文京区ダム放流64.61,06714—
4同台東区ダム放流64.61,06714—
4同墨田区ダム放流64.61,06714—
4同江東区ダム放流64.61,06714—
4同品川区ダム放流64.61,06714—
4同目黒区ダム放流64.61,06714—
4同大田区ダム放流64.61,06714—
4同世田谷区ダム放流64.61,06714—
4同渋谷区ダム放流64.61,06714—
4同中野区ダム放流64.61,06714—
4同杉並区ダム放流64.61,06714—
4同豊島区ダム放流64.61,06714—
4同北区ダム放流64.61,06714—
4同荒川区ダム放流64.61,06714—
4同板橋区ダム放流64.61,06714—
4同練馬区ダム放流64.61,06714—
4同足立区ダム放流64.61,06714—
4同葛飾区ダム放流64.61,06714—
4同江戸川区ダム放流64.61,06714—
4同八王子市ダム放流64.61,06714—
4同立川市ダム放流64.61,06714—
4同三鷹市ダム放流64.61,06714100
4同青梅市ダム放流64.61,0671498.2
4同府中市ダム放流64.61,06714100
4同調布市ダム放流64.61,06714100
4同町田市ダム放流64.61,0671499.1
4同小金井市ダム放流64.61,06714100
4同小平市ダム放流64.61,06714100
4同日野市ダム放流64.61,0671496.3
4同東村山市ダム放流64.61,06714100
4同国分寺市ダム放流64.61,06714100
4同国立市ダム放流64.61,06714100
4同福生市ダム放流64.61,06714100
4同狛江市ダム放流64.61,06714100
4同東大和市ダム放流64.61,06714100
4同清瀬市ダム放流64.61,06714100
4同東久留米市ダム放流64.61,06714100
4同武蔵村山市ダム放流64.61,06714100
4同多摩市ダム放流64.61,06714100
4同稲城市ダム放流64.61,0671498.6
4同あきる野市ダム放流64.61,0671494.9
4同西東京市ダム放流64.61,06714—
4同瑞穂町ダム放流64.61,06714—
4同日の出町ダム放流64.61,06714—
4同檜原村ダム放流64.61,0671490.1
4同奥多摩町ダム放流64.61,0671492
54羽村市浅井戸水56902—99.7
55八丈町伏流水36.32,1561—
ここから下は、硬度の公表値が見つからなかった市区町村です
—利島村————
—新島村———65.8
—神津島村————
—三宅村————
—御蔵島村————
—青ヶ島村————
—小笠原村————

料金は家庭用・口径13mmで月10m³(令和5年度)、PFOS+PFOAは2023年度の浄水場ごとの年間最高値、下水道は令和6年度末の普及率です。空欄はこの年度の数値が未収録で、0とは異なります。広域事業体の集計を複数の街に掲載している場合があります。詳細な対象は街のページで確認できます。全国の硬度ランキング →

☔ 空と地下の水

市区町村ごとの最寄り観測所の平年値を平均すると、年に 1,747 mm の雨が降ります。雨が多い街のランキング →

環境省の令和5年度調査では、東京都の 50市区町村 で井戸などの地下水の PFOS/PFOA が測られ、指針値 50 ng/L を超えた地点がある街は 20(文京区、台東区、大田区、世田谷区、渋谷区、練馬区、足立区、八王子市 ほか)でした。

🚰 2023年度の浄水場データでは、東京都の水道水は52市区町村でPFOS+PFOAの数値が公表されており、最大は千代田区の 14 ng/Lでした(地下水ではなく水道水の値です)。全国の市区町村を数値で比べる →

地下水の汚染事例(環境省 令和6年度末時点、都道府県が把握している「環境基準を超えたことがある井戸のまとまり」の数):

揮発性有機化合物84うち今も超過 23 / 改善 38クリーニングや金属加工で使われた溶剤(テトラクロロエチレンなど)
重金属等51うち今も超過 13 / 改善 18砒素・ふっ素・ほう素など。多くは地質由来
硝酸・亜硝酸性窒素82うち今も超過 11 / 改善 34肥料や家畜のふん尿、生活排水が地下にしみ込んだもの
複合汚染5うち今も超過 3 / 改善 0複数の物質にまたがる事例

事例は「汚染原因を同じくする井戸のまとまり」で数えられ、調査井戸数とは一致しません。地下水の測定結果だけでは、水道水への影響は判断できません。水道水は、水源や浄水処理を経たあとの検査結果を別に確認する必要があります。国の報告書は市区町村ごとの表を出していないため、どの井戸がどこかは県の公表資料で確認できます: 東京の地下水質調査結果|地下水対策 - 東京都環境局。

🏗️ 地震への備え(東京都全体、令和6年度末)

基幹管路の耐震適合率
68 %
全国 45%・前年 67%
浄水施設の耐震化率
13 %
全国 47%
配水池の耐震化率
79 %
全国 66%

国土交通省「水道事業における耐震化の状況」。事業体ごとの値は公表されていないため県全体の集計です。東京都の水道事業体(6)の料金や老朽化率は事業体の一覧で。