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福岡県の水道水の硬度

福岡県の硬度の中央値
50.3 mg/L
全国は 43 mg/L(1,210市区町村)
硬い順に並べると
12 位
中央値が出せる46都道府県のうち
いちばん硬い街
117 mg/L
いちばん軟らかい街
20 mg/L

福岡の水道水は、全国ではやや硬いほうに入ります。硬度は2023年度の水道統計にある浄水場の値を市区町村ごとにまとめたもので、福岡県の値は硬度がわかる43市区町村の中央値です。同じ県内でも給水区域や季節で変わります。硬度は水のおいしさや安全性の順位ではありません。

福岡市を中心とする福岡都市圏は、昭和53年(1978年)5月から翌年3月までの287日間、給水制限が続いた大渇水を経験しています。1日平均14時間の断水で、弁の操作に32,434人が動員され、給水車は13,433台出動しました。制限がいちばん厳しかった期間の初日にあたる6月1日は、翌年から市独自の「節水の日」に定められています。平成6年(1994年)にはさらに長い295日間の給水制限がありましたが、このときは給水車の出動が0台で済んでいて、市は昭和53年以降に進めた対策の効果だとしています。対策の柱は昭和58年(1983年)に始まった筑後川からの導水と、平成17年(2005年)に動き出した海水淡水化施設「まみずピア」(海の中道奈多海水淡水化センター)で、雨に頼らない水源を都市圏に足しました。まみずピアは令和7年(2025年)3月に、稼働開始からの総生産水量が2億立方メートルに達しています。

井戸の水で測られた値は、下の「☔ 空と地下の水」に。

出典: 福岡市水道局「昭和53年と平成6年の渇水の記録」「市民の節水意識」「福岡市水道の歩み、刊行物」、福岡地区水道企業団「海水淡水化センター(まみずピア)」

福岡県の市区町村を硬い順に

並べ替え
#街主な水源硬度mg/L料金円PFOS+PFOAng/L下水道%
1岡垣町浅井戸水1171,2803396.8
2小竹町伏流水110.91,490—23.3
3鞍手町湖沼水941,511—56
4中間市表流水(自流)91.3891—88.1
5大任町浅井戸水872,460——
6新宮町浄水受水811,890—86.8
7直方市表流水(自流)80.61,606—38.2
8宮若市浅井戸水801,375—19.7
9飯塚市表流水(自流)72.91,353—47
10嘉麻市伏流水69.51,408——
11みやま市浅井戸水67.61,733——
12古賀市浄水受水651,800—86.4
13北九州市ダム直接61.28582—
14築上町深井戸水58.72,365—35.7
15志免町伏流水58.31,5189100
16筑後市浄水受水55.51,9302240.1
16同吉富町浅井戸水55.51,930—69.2
18香春町伏流水54.11,778——
19朝倉市ダム放流53.61,925——
20粕屋町浄水受水531,700—98.3
21久山町表流水(自流)521,210—97.4
22筑紫野市浅井戸水50.31,660—95.5
23篠栗町浅井戸水49.81,320—96.7
24苅田町ダム直接49.61,480—56.1
25大牟田市表流水(自流)49.41,617574.5
26糸島市浅井戸水48.42,010—69.6
27桂川町表流水(自流)48.11,140——
28太宰府市ダム直接47.31,881—99.7
29大野城市浅井戸水46.71,540—100
30筑前町浄水受水462,268—90.6
30同広川町浄水受水462,250—49.6
32久留米市表流水(自流)45935—88.4
33宇美町浄水受水44.81,950—92.8
34行橋市湖沼水42.41,970—23.5
35添田町伏流水411,551——
36福岡市表流水(自流)40.61,122——
37八女市浅井戸水38.72,240—27.6
38須恵町湖沼水38.51,720—81.7
39柳川市浄水受水37.71,562—19.4
40豊前市浄水受水362,040—40.7
41大川市浄水受水271,800—27.6
42大木町浄水受水261,930——
43みやこ町浅井戸水202,250—8.2
ここから下は、硬度の公表値が見つからなかった市区町村です
—田川市————
—小郡市———96.1
—春日市———100
—宗像市———98.8
—福津市———99.7
—うきは市———92.2
—那珂川市———98.6
—芦屋町———100
—水巻町———97.4
—遠賀町———85.9
—東峰村————
—大刀洗町———91.4
—糸田町————
—川崎町————
—赤村————
—福智町————
—上毛町————

料金は家庭用・口径13mmで月10m³(令和5年度)、PFOS+PFOAは2023年度の浄水場ごとの年間最高値、下水道は令和6年度末の普及率です。空欄はこの年度の数値が未収録で、0とは異なります。広域事業体の集計を複数の街に掲載している場合があります。詳細な対象は街のページで確認できます。全国の硬度ランキング →

☔ 空と地下の水

市区町村ごとの最寄り観測所の平年値を平均すると、年に 1,829 mm の雨が降ります。雨が多い街のランキング →

環境省の令和5年度調査では、福岡県の 2市区町村 で井戸などの地下水の PFOS/PFOA が測られ、指針値 50 ng/L を超えた地点がある街は 1(北九州市)でした。

🚰 2023年度の浄水場データでは、福岡県の水道水は5市区町村でPFOS+PFOAの数値が公表されており、最大は岡垣町の 33 ng/Lでした(地下水ではなく水道水の値です)。全国の市区町村を数値で比べる →

地下水の汚染事例(環境省 令和6年度末時点、都道府県が把握している「環境基準を超えたことがある井戸のまとまり」の数):

揮発性有機化合物76うち今も超過 25 / 改善 26クリーニングや金属加工で使われた溶剤(テトラクロロエチレンなど)
重金属等153うち今も超過 133 / 改善 0砒素・ふっ素・ほう素など。多くは地質由来
硝酸・亜硝酸性窒素85うち今も超過 64 / 改善 8肥料や家畜のふん尿、生活排水が地下にしみ込んだもの
複合汚染1うち今も超過 1 / 改善 0複数の物質にまたがる事例

事例は「汚染原因を同じくする井戸のまとまり」で数えられ、調査井戸数とは一致しません。地下水の測定結果だけでは、水道水への影響は判断できません。水道水は、水源や浄水処理を経たあとの検査結果を別に確認する必要があります。国の報告書は市区町村ごとの表を出していないため、どの井戸がどこかは県の公表資料で確認できます: 令和6年度地下水調査(概況調査)結果のお知らせ - 福岡県庁ホームページ(井戸別)。

🏗️ 地震への備え(福岡県全体、令和6年度末)

基幹管路の耐震適合率
45 %
全国 45%・前年 44%
浄水施設の耐震化率
58 %
全国 47%
配水池の耐震化率
74 %
全国 66%

国土交通省「水道事業における耐震化の状況」。事業体ごとの値は公表されていないため県全体の集計です。福岡県の水道事業体(47)の料金や老朽化率は事業体の一覧で。