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山梨県の水道水の硬度
山梨の水道水は、全国ではやや硬いほうに入ります。硬度は2023年度の水道統計にある浄水場の値を市区町村ごとにまとめたもので、山梨県の値は硬度がわかる14市区町村の中央値です。同じ県内でも給水区域や季節で変わります。硬度は水のおいしさや安全性の順位ではありません。
日本でつくられるミネラルウォーターの、およそ4割は山梨県産です。日本ミネラルウォーター協会の調査では、2022年の生産量が年間およそ158万キロリットルで全国一位でした。県土の78%を占める森林に降った雨や雪が、山肌の砂礫や火山の堆積物を通ってろ過されながら地下水になり、そのままボトルに詰められています。この地下水は蛇口の水と無関係ではありません。たとえば甲斐市が売る「龍王源水」は、竜王地区の住民が実際に飲んでいる水道水と同じ井戸から汲んだ水で、山梨大学との共同研究では釜無川の水が地下を20年ほどかけて流れてくる間にミネラルが溶け込んだものだと分かっています。ボトルの水も蛇口の水も、山梨の地面が長い時間をかけてつくっています。
出典: 山梨県「ミネラルウォーター」
山梨県の市区町村を硬い順に
| # | 街 | 主な水源 | 硬度mg/L | 料金円 | PFOS+PFOAng/L | 下水道% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 富士川町 | 深井戸水 | 121 | 1,040 | — | — |
| 2 | 市川三郷町 | 深井戸水 | 115.6 | 1,160 | — | 88.2 |
| 3 | 中央市 | 深井戸水 | 91.7 | 1,157 | — | 72.4 |
| 4 | 南アルプス市 | 浅井戸水 | 89.8 | 1,298 | — | 60.5 |
| 5 | 山梨市 | 深井戸水 | 84.9 | 1,353 | — | 60.2 |
| 6 | 甲斐市 | 深井戸水 | 55.4 | 1,012 | — | 79 |
| 7 | 都留市 | 湧水 | 53.5 | 1,050 | — | 29.6 |
| 8 | 富士吉田市 | 深井戸水 | 43.5 | 780 | — | 44.3 |
| 9 | 韮崎市 | 浄水受水 | 42.3 | 1,309 | — | 68.3 |
| 10 | 忍野村 | 深井戸水 | 42 | 550 | — | 81.6 |
| 11 | 富士河口湖町 | 深井戸水 | 37 | 520 | — | 77.2 |
| 12 | 北杜市 | 深井戸水 | 36 | 1,040 | — | 63.8 |
| 13 | 甲州市 | 深井戸水 | 34.8 | 1,320 | — | 60.7 |
| 14 | 甲府市 | ダム放流 | 25.6 | 1,199 | — | 97.1 |
| ここから下は、硬度の公表値が見つからなかった市区町村です | ||||||
| — | 大月市 | — | — | — | 19.8 | |
| — | 笛吹市 | 深井戸水 | — | 1,294 | — | 64.9 |
| — | 上野原市 | — | — | — | 51.7 | |
| — | 早川町 | — | — | — | 4.8 | |
| — | 身延町 | — | — | — | 50.1 | |
| — | 南部町 | — | — | — | — | |
| — | 昭和町 | — | — | — | — | |
| — | 道志村 | — | — | — | — | |
| — | 西桂町 | — | — | — | 58.3 | |
| — | 山中湖村 | — | — | — | 62.8 | |
| — | 鳴沢村 | — | — | — | — | |
| — | 小菅村 | — | — | — | 92.9 | |
| — | 丹波山村 | — | — | — | 97.4 | |
料金は家庭用・口径13mmで月10m³(令和5年度)、PFOS+PFOAは2023年度の浄水場ごとの年間最高値、下水道は令和6年度末の普及率です。空欄はこの年度の数値が未収録で、0とは異なります。広域事業体の集計を複数の街に掲載している場合があります。詳細な対象は街のページで確認できます。全国の硬度ランキング →
☔ 空と地下の水
市区町村ごとの最寄り観測所の平年値?を平均すると、年に 1,583 mm の雨が降ります。雨が多い街のランキング →
環境省の令和5年度調査では、山梨県の 14市区町村 で井戸などの地下水の PFOS/PFOA? が測られ、指針値 50 ng/L を超えた地点がある街は 1(甲州市)でした。
🚰 2023年度の浄水場データでは、山梨県の水道水のPFOS+PFOA?は、このサイトの2023年度データに数値がありません。未検査とは限りません。全国の検査結果を見る →
地下水の汚染事例(環境省 令和6年度末時点、都道府県が把握している「環境基準を超えたことがある井戸のまとまり」の数):
事例は「汚染原因を同じくする井戸のまとまり」で数えられ、調査井戸数とは一致しません。地下水の測定結果だけでは、水道水への影響は判断できません。水道水は、水源や浄水処理を経たあとの検査結果を別に確認する必要があります。国の報告書は市区町村ごとの表を出していないため、どの井戸がどこかは県の公表資料で確認できます: 山梨県/公共用水域及び地下水の水質測定結果(常時監視)。
🏗️ 地震への備え(山梨県全体、令和6年度末)
国土交通省「水道事業における耐震化の状況」。事業体ごとの値は公表されていないため県全体の集計です。山梨県の水道事業体(16)の料金や老朽化率は事業体の一覧で。