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長野県の水道水の硬度

長野県の硬度の中央値
36 mg/L
全国は 43 mg/L(1,210市区町村)
硬い順に並べると
34 位
中央値が出せる46都道府県のうち
いちばん硬い街
128.2 mg/L
いちばん軟らかい街
9.7 mg/L

長野の水道水は、全国ではやや軟らかいほうに入ります。硬度は2023年度の水道統計にある浄水場の値を市区町村ごとにまとめたもので、長野県の値は硬度がわかる44市区町村の中央値です。同じ県内でも給水区域や季節で変わります。硬度は水のおいしさや安全性の順位ではありません。

長野県は、水道事業の数だけで61あり、これは全国で2番目に多い数です。人口の少ない集落向けの簡易水道を合わせると124事業で、こちらも全国5位です。この事業数の多さは、山間部に集落が点々と散らばっていて、そのひとつひとつが自分の水道を持ってきたからだと県は説明しています。経営しているのは75の市町村と、長野県企業局などによる6つの広域水道事業者で、なかには佐久市や坂城町のように、自分では水道事業を行わず、広域水道からの給水だけで済ませている市町もあります。市町村合併や簡易水道の統合で事業数はしだいに減ってきましたが、いまも小規模な事業が多く残っている、と県は述べています。

市区町村ごとの硬さは、下の一覧に並べてあります。

出典: 長野県 水大気環境課「令和2年度長野県の水道」(第3章 水道の概況)

長野県の市区町村を硬い順に

並べ替え
#街主な水源硬度mg/L料金円PFOS+PFOAng/L下水道%
1小諸市深井戸水128.21,540—70.8
2御代田町深井戸水123.71,540—90.1
3小布施町深井戸水123.11,374081.5
4豊丘村深井戸水851,911—51.4
5富士見町表流水(自流)76.21,320—78.8
6中野市伏流水74.31,452——
7千曲市表流水(自流)691,413—92.6
8東御市深井戸水65.81,749—84.1
9下諏訪町表流水(自流)62828—99.9
10軽井沢町湧水58.41,034—47.6
11長野市ダム放流57.81,8811194.8
12飯綱町深井戸水571,375—69.5
13須坂市伏流水56.91,550—99.8
14喬木村表流水(自流)541,854—76.1
15岡谷市深井戸水53.41,782599.7
16諏訪市深井戸水48.4862—99.3
17池田町深井戸水48.31,720594.8
18上田市表流水(自流)471,322—81.8
19白馬村深井戸水39.92,200—77.1
20安曇野市深井戸水39.11,568589.4
21木曽町表流水(自流)38.91,980—70.6
22山ノ内町湧水37.51,980—68.9
23松本市浄水受水34.41,570—97.3
24茅野市深井戸水33.51,320—97.2
25飯山市深井戸水32.91,990—88.1
26伊那市湧水32.61,991—76.9
27塩尻市浄水受水321,860—95.7
27同南箕輪村表流水(自流)321,633——
29辰野町深井戸水31.81,390—92.8
30信濃町湧水30.61,430—44.2
31阿智村表流水(自流)30.11,507—50.2
32箕輪町浄水受水291,683——
33山形村浄水受水28.21,727——
34野沢温泉村湧水24.21,139—80.6
35長和町湧水241,397—87.9
36木島平村湧水23.71,859—95.6
37宮田村表流水(自流)201,760—84.3
38飯島町表流水(自流)172,453——
39駒ヶ根市浄水受水15.21,800——
40高森町表流水(自流)15.11,870—89.5
41松川村深井戸水13.41,650598.9
42大町市湧水12.91,320——
43松川町ダム直接10.91,959—43.5
44飯田市表流水(自流)9.71,686—83.9
ここから下は、硬度の公表値が見つからなかった市区町村です
—佐久市———79.4
—小海町———77.3
—川上村———59.8
—南牧村———20.3
—南相木村————
—北相木村————
—佐久穂町———90.8
—立科町湧水—1,628—46.7
—青木村———91.9
—原村深井戸水—1,210—73.6
—中川村———56.9
—阿南町————
—平谷村————
—根羽村————
—下條村————
—売木村————
—天龍村———66.7
—泰阜村————
—大鹿村————
—上松町———71.1
—南木曽町———7.6
—木祖村———66.8
—王滝村————
—大桑村———32.4
—麻績村———79.2
—生坂村————
—朝日村————
—筑北村————
—小谷村———12.5
—坂城町———95.8
—高山村表流水(自流)—1,550—66.7
—小川村———83
—栄村————

料金は家庭用・口径13mmで月10m³(令和5年度)、PFOS+PFOAは2023年度の浄水場ごとの年間最高値、下水道は令和6年度末の普及率です。空欄はこの年度の数値が未収録で、0とは異なります。広域事業体の集計を複数の街に掲載している場合があります。詳細な対象は街のページで確認できます。全国の硬度ランキング →

☔ 空と地下の水

市区町村ごとの最寄り観測所の平年値を平均すると、年に 1,584 mm の雨が降ります。雨が多い街のランキング →

環境省の令和5年度調査では、長野県の 1市区町村 で井戸などの地下水の PFOS/PFOA が測られ、すべて指針値内でした。

🚰 2023年度の浄水場データでは、長野県の水道水は6市区町村でPFOS+PFOAの数値が公表されており、最大は長野市の 11 ng/Lでした(地下水ではなく水道水の値です)。全国の市区町村を数値で比べる →

地下水の汚染事例(環境省 令和6年度末時点、都道府県が把握している「環境基準を超えたことがある井戸のまとまり」の数):

揮発性有機化合物74うち今も超過 15 / 改善 24クリーニングや金属加工で使われた溶剤(テトラクロロエチレンなど)
重金属等27うち今も超過 18 / 改善 3砒素・ふっ素・ほう素など。多くは地質由来
硝酸・亜硝酸性窒素87うち今も超過 25 / 改善 26肥料や家畜のふん尿、生活排水が地下にしみ込んだもの
複合汚染3うち今も超過 0 / 改善 0複数の物質にまたがる事例

事例は「汚染原因を同じくする井戸のまとまり」で数えられ、調査井戸数とは一致しません。地下水の測定結果だけでは、水道水への影響は判断できません。水道水は、水源や浄水処理を経たあとの検査結果を別に確認する必要があります。国の報告書は市区町村ごとの表を出していないため、どの井戸がどこかは県の公表資料で確認できます: 地下水質測定結果 - 長野県。

🏗️ 地震への備え(長野県全体、令和6年度末)

基幹管路の耐震適合率
40 %
全国 45%・前年 40%
浄水施設の耐震化率
32 %
全国 47%
配水池の耐震化率
40 %
全国 66%

国土交通省「水道事業における耐震化の状況」。事業体ごとの値は公表されていないため県全体の集計です。長野県の水道事業体(49)の料金や老朽化率は事業体の一覧で。