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井戸の水のPFOS/PFOA。環境省の地下水調査はどう読めばいい?

2026-09-10 更新

水道水とは別に、環境省は全国の井戸や川でPFOS/PFOAを測っています。2,000地点を超える調査結果の見方と、「指針値超え」が自分の街に出たときに考えることを整理します。

2つの「PFAS の数字」がある

みずのゆくえには PFOS/PFOA の数字が2種類出てきます。

  1. 水道水の値 — 各水道事業者が浄水場で測ったもの(日本水道協会の水質データベース)。あなたが飲む水の値です。基準値は合計 50 ng/L。
  2. 環境中の値 — 環境省が都道府県と一緒に測る、川・湖・海・井戸などの地下水そのものの値。「PFOS及びPFOAに関する存在状況調査」として毎年公表されます。指針値(暫定)は同じ 50 ng/L。

この記事では、2の環境中の値を扱います。令和5年度は39都道府県、2,078地点(うち地下水961地点)が測られ、指針値を超えた地点は242(うち地下水186)でした。

「指針値超え」が出た街に住んでいたら

まず、その井戸の水を直接飲んでいなければ、健康への影響はありません。地下水の値は「地下にその物質がある」ことを示すもので、水道水は別の水源から取って浄水場で処理されています。街のページでは、地下水の値と水道水の値を並べて見られるようにしてあります。

自分の井戸を飲用にしている場合は、自治体の環境部局が飲用を控えるよう案内していることがあります。多くの自治体で、該当地区の井戸の無料検査や上水道への切り替え支援が行われています。

なぜ地下水に多いの?

PFOS/PFOA は泡消火剤(空港・基地・消防訓練施設)や、撥水加工・めっき・半導体などの工場で使われてきました。分解されないので、土にしみ込んだものが何十年も地下水に残ります。調査地点は「疑わしい場所の周り」を重点的に測っているので、高い値が出るのは汚染源の近くに集中します。沖縄の基地周辺と多摩地域で、この数字がなぜ長く表に出なかったのかは、諸永裕司さんの『消された水汚染』が追っています。

数字の読み方

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ほかの読みもの

この記事は公開データと公的な資料をもとに書いています。健康や飲用の判断は、お住まいの水道事業者の最新の公表値をご確認ください。