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残留塩素はなぜ入っている?「カルキ臭」の正体と0.1 mg/Lの理由

2026-09-09 更新

蛇口の水に塩素が残っているのは法律で決まっています。なぜ必要なのか、どのくらいなのか、においを減らすコツまで。

蛇口まで菌を抑えるため

浄水場で加える塩素は、水が配水管を通って家に届くまでのあいだ、菌が増えないように見張っている役目です。日本では水道法の規則で、蛇口の水に遊離残留塩素 0.1 mg/L 以上を保つことが義務づけられています。逆に多すぎるとにおいが強くなるので、「おいしい水」の目標として 1 mg/L 以下が示されています。

このサイトのデータでは、多くの街の平均は 0.3〜0.7 mg/L あたりに収まっています。浄水場に近い地域ほど高く、配水管の末端ほど低くなるので、同じ街でも場所で違います。

カルキ臭の正体

「カルキ臭」は塩素そのもののにおいだけではありません。塩素が水中のわずかな有機物(アンモニアなど)と反応してできる結合塩素のにおいが主な原因です。水源がきれいで有機物が少ないほど、同じ塩素量でもにおいは弱くなります。

気になるときのコツ

塩素は体に悪くない?

水道水の残留塩素の濃度は、プールの水よりはるかに低く、この濃度で健康への影響は報告されていません。塩素消毒が始まってから水系の感染症が激減した歴史があり、世界の多くの国で採用されている方法です。

ほかの読みもの

この記事は公開データと公的な資料をもとに書いています。健康や飲用の判断は、お住まいの水道事業者の最新の公表値をご確認ください。