🌊 奥駿河湾海域
地図: 青緑の点が環境省の測定地点(クリックで値)、紫が下水処理場、青が OpenStreetMap で場所がわかった浄水場。川の線はベースマップの河川名で強調しています(同名の別の川が光ることがあります)。長い川は一部を表示しているので、縮小すると全体が見えます。
川の水質(類型あり)
単位はすべて mg/L(pH を除く)。BOD と COD は小さいほど、DO は大きいほどきれい。類型はその区間に定められた目標ランク(川は AA〜E、BOD で AA 1・A 2・B 3・C 5・D 8・E 10 以下)で、「達成」はその年の 75% 値が目標以内だったこと。見出しに触れると説明が出ます。
| 地点? | 区間? | 類型? | BOD? | COD? | pH? | DO? |
|---|---|---|---|---|---|---|
| I.B.P | 奥駿河湾 | B 達成 | — | 1.8 | 8.1–8.3 | 8 |
| 富士川沖 | 奥駿河湾 | B 達成 | — | 2.2 | 8.2–8.5 | 8.5 |
| 由比川沖 | 奥駿河湾 | B 達成 | — | 1.8 | 8.2–8.4 | 8.2 |
| 田子の浦沖 | 奥駿河湾 | B 達成 | — | 1.9 | 8.2–8.4 | 8.3 |
| 原町沖 | 奥駿河湾 | B 達成 | — | 2.1 | 8.2–8.5 | 8.8 |
| 志下沖 | 奥駿河湾 | B 達成 | — | 1.9 | 8.2–8.4 | 8.7 |
| 狩野川河口沖 | 奥駿河湾 | B 達成 | — | 1.9 | 8.2–8.4 | 8.3 |
🏭 この海に流していると届け出ている事業所
工場や下水処理場には、決められた化学物質を年にどれだけ川や海へ出したかを国に届け出る決まりがあります(PRTR?)。届出があること自体は、汚染でも違反でもありません。届出量?は事業者が推計した1年ぶんの排出量で、海の水がその濃さになるわけではありません。街じゅうの排水を集めて処理する下水処理場が上位に入ることも多く、全国の届出事業所の4割は下水処理場です。
令和6年度分(2024年4月〜2025年3月の排出量)の奥駿河湾には12事業所、合わせて17,267 kg/年の届出がありました(ダイオキシン類は mg-TEQ で数えるため、この合計には入っていません)。
蒲原製造所
- ほう素ガラスやほうろう、めっき液に使われ、温泉や地下水にも含まれる。9,100 kg/年
- マンガン鋼の材料や乾電池に使われる金属で、地下水にも含まれる。11 kg/年
- ふっ素金属の表面処理や半導体・ガラスの洗浄に使う。5.8 kg/年
事業所のページ →非鉄金属製造業
清水南部浄化センター
- ほう素ガラスやほうろう、めっき液に使われ、温泉や地下水にも含まれる。1,800 kg/年
- ふっ素金属の表面処理や半導体・ガラスの洗浄に使う。920 kg/年
- マンガン鋼の材料や乾電池に使われる金属で、地下水にも含まれる。490 kg/年
事業所のページ →下水道業
清水工場
- ふっ素金属の表面処理や半導体・ガラスの洗浄に使う。2,200 kg/年
- NMP電子部品や樹脂の洗浄、塗料に使う溶剤。87 kg/年
- DMAc合成繊維や耐熱樹脂をつくるときに使う溶剤。17 kg/年
事業所のページ →化学工業
清水北部浄化センター
- ほう素ガラスやほうろう、めっき液に使われ、温泉や地下水にも含まれる。520 kg/年
- 亜鉛めっきや電池、ゴムに使われる金属で、下水処理場からの届出も多い。130 kg/年
- ふっ素金属の表面処理や半導体・ガラスの洗浄に使う。110 kg/年
事業所のページ →下水道業
沼津市南部浄化センター
- ふっ素金属の表面処理や半導体・ガラスの洗浄に使う。480 kg/年
- ほう素ガラスやほうろう、めっき液に使われ、温泉や地下水にも含まれる。150 kg/年
- マンガン鋼の材料や乾電池に使われる金属で、地下水にも含まれる。83 kg/年
事業所のページ →下水道業
沼津市重須浄化センター
- ほう素ガラスやほうろう、めっき液に使われ、温泉や地下水にも含まれる。160 kg/年
- 鉛はんだや蓄電池、放射線の遮へいに使われる金属。14 kg/年
- 亜鉛めっきや電池、ゴムに使われる金属で、下水処理場からの届出も多い。6.9 kg/年
事業所のページ →下水道業
本社工場
- トルエン塗料やインキの溶剤、化学品の原料に使う。44 kg/年
- ヒドラジンボイラーの水から酸素を取り除く薬剤などに使う。34 kg/年
- キシレン塗料やインキの溶剤、合成繊維の原料に使う。4 kg/年
事業所のページ →化学工業
- 金属類
- 有機溶剤・化学物質
- 無機(ふっ素・ほう素など)
多い物質:ほう素 11,749 kg/年・ふっ素 3,743 kg/年・マンガン 655 kg/年・亜鉛 421 kg/年・銅 191 kg/年
この物質は何に影響する? 人・生きものへの影響と浄水処理 →
届け出ている事業所(届出量の多い順)
- 蒲原製造所日本軽金属 / 非鉄金属製造業 / 静岡市ほう素 9,100 kg/年
- 清水南部浄化センター静岡市上下水道局 / 下水道業 / 静岡市ほう素 1,800 kg/年
- 清水工場三井・ケマーズフロロプロダクツ / 化学工業 / 静岡市ふっ素 2,200 kg/年
- 清水北部浄化センター静岡市上下水道局 / 下水道業 / 静岡市ほう素 520 kg/年
- 沼津市南部浄化センター沼津市水道部 / 下水道業 / 沼津市ふっ素 480 kg/年
- 沼津市重須浄化センター沼津市水道部 / 下水道業 / 沼津市ほう素 160 kg/年
- 本社工場イハラニッケイ化学工業 / 化学工業 / 静岡市トルエン 44 kg/年
- 清水工場MGCウッドケム / 化学工業 / 静岡市ホルムアルデヒド 58 kg/年
- 清水貝島最終処分場静岡市 / 一般廃棄物処理業(ごみ処分業に限る。) / 静岡市ふっ素 23 kg/年
- 沼津市久連浄化センター沼津市水道部 / 下水道業 / 沼津市ほう素 9.4 kg/年
- 大井川プロダクションセンターソニー・ミュージックソリューションズ / その他の製造業 / 焼津市ニッケル化合物 1.5 kg/年
- 富士工場ファイマテック / 化学工業 / 富士市トリアジン系防腐剤 0.1 kg/年
放流先の水域名は届出に書かれた名前で突合しているため、同名の別の川が混ざることがあります。物質ごとの内訳と地図は各事業所のページに。
出典: 環境省「公共用水域水質測定結果」(令和5年度)、日本水道協会「水道水質データベース」、経済産業省・環境省の PRTR 個別事業所データ(令和6年度分=2024年4月〜2025年3月の排出量、2026年2月27日公表)。名前による突合のため、同名の別の川や支流が混ざることがあります。