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水道水はどこから来る?井戸・川・ダム・湧水、5つの水源のはなし
2026-09-09 更新
深井戸、浅井戸、伏流水、湧水、表流水、ダム、そして「よその街から買う水」。原水の種類ごとに、味や硬度、処理の違いを解説します。
全国の浄水場系統を数えてみると
このサイトの元データ(令和5年度)で、稼働中の浄水場系統およそ9,200を原水の種類で数えると、いちばん多いのは深井戸水で約2,800、次いで川から直接取る表流水が約1,900、浅井戸水が約1,650、湧水が約1,100、ほかの事業体から買う「浄水受水」が約1,000です。数だけ見ると地下水が主役ですが、都市部の大きな浄水場は川やダムの水を使っているので、人口で見ると表流水の割合が高くなります。
地下水のなかま
- 深井戸水: 深い地層から汲み上げる水。水温が一年中ほぼ一定で、濁りにくく、消毒だけで配れることもあります。地層のミネラルを含むため硬度はやや高めになりがちです。
- 浅井戸水: 浅い層の地下水。雨や地表の影響を受けやすく、季節で水質が動きます。
- 伏流水: 川底の砂れきの下を流れる水。川の水が自然にろ過された状態で、昔から良い水源とされてきました。
- 湧水: 地下水が自然に地表にわき出したもの。山あいの街に多く、処理も少なくて済みます。
川とダムのなかま
- 表流水(自流): 川からそのまま取り入れる水。量は豊富ですが濁りや微生物が多く、凝集・沈殿・ろ過・消毒という本格的な浄水処理が必要です。
- ダム放流・ダム直接: ダムに貯めた水を下流で取るか、ダムから直接引くか。首都圏や関西の大きな浄水場の主力です。
- 湖沼水: 湖や沼の水。夏はプランクトン由来のカビ臭対策が課題になります。
よその街から買う水
「浄水受水」は、県営水道や広域の企業団がきれいにした水を買って配っている形です。自前の浄水場を持たない街に多く、千葉県や神奈川県、大阪府などでは大半の市町がこの形です。サイトの各街ページでは「○○より浄水受水」という水源名から、どの事業体の水が来ているかを表示しています。
水源で味は変わる?
一般に、地下水は硬度が高めでまろやか、表流水はやわらかくて軽い、と言われます。ただし同じ街でも系統ごとに水源が違うことは珍しくありません。各街ページの浄水場カードで、系統ごとの水源と硬度を比べてみてください。
ほかの読みもの
この記事は公開データと公的な資料をもとに書いています。健康や飲用の判断は、お住まいの水道事業者の最新の公表値をご確認ください。