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日本一硬い水道水の街はどこ?データで見る硬度ランキングの裏側

2026-09-09 更新

鹿児島の離島、沖縄、そして意外な内陸の街。全国9,000以上の浄水場系統のデータから、硬い水の街とやわらかい水の街の理由をたどります。

上位はサンゴ礁の島

このサイトのランキング(令和5年度データ、街の代表値)で硬度が高いのは、鹿児島県の知名町や与論町、沖縄県の本部町など、サンゴ礁が隆起してできた石灰岩の島や地域です。石灰岩は炭酸カルシウムそのもので、地下水が通り抜けるあいだに溶け込み、硬度 150〜250 mg/L に達します。ヨーロッパの水並みです。

こうした島では昔から「お茶が出にくい」「石けんが泡立ちにくい」と言われてきました。最近は浄水場に硬度を下げる装置を入れる島も増えています。

内陸にも硬い街がある

意外なのは、北海道や本州の内陸にも硬度 100 を超える街があることです。多くは深井戸水を使う街で、地層に含まれる石灰分や、火山灰の下の古い地層を通った水が理由です。同じ県でも、川の水を使う街と井戸の水を使う街で硬度が倍以上違うのはよくあることです。

やわらかい街は火山と森

逆に硬度 10 前後の極端な軟水の街は、火山地帯の湧水や、雨が多く水がすぐ川に流れる山あいの街です。水が地面と触れている時間が短いほど、ミネラルを溶かし込む暇がないからです。鹿児島県屋久島町の水道水はランキングでも最下位級のやわらかさで、島の豊富な雨と花こう岩の地質が理由です。

見るときの注意

街の代表値は、その街の浄水場系統ごとの平均値を浄水量で重みづけしたものです。大きな街では系統によって水源が違い、同じ市内でも硬度が大きく違うことがあります。各街のページで系統ごとの値を確認してください。

ほかの読みもの

この記事は公開データと公的な資料をもとに書いています。健康や飲用の判断は、お住まいの水道事業者の最新の公表値をご確認ください。