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硬度ってなに?軟水と硬水のちがいと、暮らしでの見分け方
2026-09-09 更新
日本の水道水はほとんどが軟水。でも街によっては100を超える硬い水もあります。硬度の意味、WHOの区分、コーヒーやだし、石けんへの影響を整理します。
硬度は「カルシウムとマグネシウムの量」
水の硬度は、水に溶けているカルシウムイオンとマグネシウムイオンの合計を、炭酸カルシウムに換算して mg/L で表した数字です。数字が小さいほど「やわらかい水」、大きいほど「硬い水」と呼びます。
雨は硬度ほぼゼロで地面に落ち、土や岩の中を通るあいだにミネラルを溶かし込みます。石灰岩の多い土地や、地下を長く旅した水ほど硬くなり、火山地帯の川の水はやわらかいままです。ヨーロッパの水が硬いのは、大陸の石灰岩地帯を長く流れるからです。
どこからが硬水?
WHO(世界保健機関)の目安はこうです。
| 硬度 (mg/L) | 呼び方 |
|---|---|
| 60 未満 | 軟水 |
| 60〜120 | 中程度の軟水 |
| 120〜180 | 硬水 |
| 180 以上 | 非常な硬水 |
日本の水道水の基準は 300 mg/L 以下で、「おいしい水」の目標値は 10〜100 mg/L です。このサイトのデータでは、全国の浄水場系統の硬度の中央値は 39 mg/L。つまり日本のほとんどの街は軟水です。
暮らしでの見え方
- お茶・だし: 軟水はうまみ成分が出やすく、緑茶や昆布だしに向きます。硬水では出にくくなります。
- コーヒー: 少しミネラルがある中程度の軟水(60〜100くらい)が香りを引き出しやすいと言われます。
- 石けん: 硬水はカルシウムと石けんが反応して泡立ちにくく、洗濯物がごわつきやすくなります。
- やかん・加湿器: 硬い水ほど白い結晶(スケール)がつきやすくなります。
硬い街はどこ?
サイトのランキングを見ると、上位は鹿児島県の離島や沖縄の一部など、サンゴ礁由来の石灰岩の上にある街が並びます。これらの街の水は地下を通るあいだに石灰岩を溶かし込むため、硬度が 150〜250 mg/L に達します。一方で、火山地帯の湧水や表流水を使う街は 10〜20 mg/L の極端な軟水です。
自分の街の硬度は、トップページの検索から確認できます。
ほかの読みもの
この記事は公開データと公的な資料をもとに書いています。健康や飲用の判断は、お住まいの水道事業者の最新の公表値をご確認ください。